小学生になったら、玄関先で「いってらっしゃいと」手を振る。
心配なところや不安もあるけれども、送り出しているうちにそれは日常になっていくはず。
しかし、我が家にはそんな日常はありません。
学校が肌に合わない長男さん(9歳小学校4年生)と長女ちゃん(6歳小学校1年生)は、
未だに電動自転車のチャイルドシートに乗せて送迎しています。
歩かせれば良いじゃない、と思う方もいると思います。
しかし、歩いて行ってもらおうとすると「学校に行こう」
と思ってくれた気持ちが、歩いていくうちに削がれていってしまいます。
学校に到着した時には、「もう帰りたい」となってしまうんです。
私は「歩かせたい」訳ではなく、「学校に行かせたい」ので
家の外に出てくれた日には、急いで自転車で送る事にしています。
ただそんな毎日に、いつまで続くのだろうと、途方に暮れていることも事実です。
学校だよ、と家の外に出すことが大変
毎朝、学校行こうと伝えると、食い気味に「嫌だ」と言われます。
・何か食べながらいく?
・ぬいぐるみもっていく?
・プールの授業終わったら迎えに行こうか?
・給食の時間に帰って来る?
いくつか提案をしていきます。
食いつきそうなものがあれば、それを餌に誘い続けます。
しかし、大抵の事は無視されます。
今日は「プール出来るよ!」
「今日は絶対出来るよ!」と
説得し続けた甲斐があり
1日頑張ってくる!迎えもいらないよ!と言ってくれました。(送ることは変わらない)
今回プールは2回目だったのですが、
1回目のプールの授業のことがあってグズグズしていた部分もありそうです。
1回目のプールの授業は「プールに入る練習」ということで
号令の確認や、プールの中で踊る練習をしただけで、
プールに入って遊ぶことは出来無かったということでした。
とても楽しみにしていた分、ハートが粉々に砕け散ってしまっていました。
臨機応変に対応することが難しいので、
「プール」と時間割に書いたのなら「プール」をやらせてあげて欲しいですね。
練習なら、「体育」の授業で「プールに入る練習」と伝えて欲しいです。
ただ、言葉を尽くしても本人の「思ってたのと違う」ってならないようにする、
ということは不可能だなとも思います。
学校に行きたくない日
今日はプールを楽しみに前向きに学校行ってくれましたが、学校行きたくない日は
ぬいぐるみのお供を抱きしめながら電動自転車に乗車。
学校に着いてからも、スムーズには動きません。
・学校に着いても自転車からなかなか降りられない。
・下駄箱で立ち止まりそうになる。(上履き履きたくないのかも?)
・カメ(学校で飼っている亀)を見て廊下で立ち止まる
・廊下の向こうから生徒が移動してきたりするとその場で動けなくなる
・陰になる場所を探して隠れる(母の後ろとか)
・声の大きい先生に明るく挨拶されたり、注目されてもダメ
クラスの前にたどり着けたりしても、母から離れるには時間がかかります。
学校の行き渋りは、環境がそうさせるのかなと思う処があります。
長男さんがフリースクールに行くようになってから
気持ちの乱れは少しありますが、楽しそうに通っている姿を目の当たりにして、
子どもにとっての環境は本当に大切なんだな、と実感しています。
長女ちゃんも環境を整えれば、こんなに苦しまずに登校できるんじゃないかな、と
環境を整えるために支援学級への転校を考えました。
日本は学校に行くことが当たりまえで、それ以外の選択肢が無いように感じます。
転校を考える
長女ちゃんが楽しく学校に行けるように、環境を整えようと思いましたが、
なんと条件を満たしていませんでした。
条件:知的な発達の遅れがあり、通常の学級の教育課程では十分な効果をあげることが難しかったり、身辺自立や集団参加に特別な配慮を要したりする、障がいが比較的軽度な児童・生徒が対象です。
知的障害が無いと、支援学級には入れないそうです。
小学校の場合、ウィスクのテスト内容で知的障害があるかどうか判断するのですが、
長男さんも長女ちゃんもウィスクの結果は知的障害はない、と判断される内容でした。
中学生になれば、ウィスクの結果で情緒には問題があると結果がでていれば、
支援学級に入る事は可能だそうです。
行き渋りがある長女ちゃんに、
「今」適切な環境を提供することは難しい、という結果でした。
長男さんと同じフリースクールは、4年生からしか通えません。
1年生から3年生の間、長女ちゃんにも情緒の面で成長は見られると思いますが、
困っている「今」その間の居場所が無い。
と頭を抱えるばかりです。当面は母と葛藤しながら今の学校に通学することになりそうです。
気付いたこと
最近は学校を週3回ければOKとしています。
なぜそうなったかというと、毎日学校に誘うときは決まって頑なに「嫌」と言われてしまうのですが、
じゃあ、明日は行こうか、というと
次の日はスムーズに行ってくれることに気付いたんです。
下駄箱での立ち止まりも少なく、
亀の油を売ることなく、
まっすぐ教室にいけました。
毎日頑張って行かなくても、いいのかもしれません。
子どもも辛くならず、
母も疲れない方法で折り合いをつけられる所を探していこうと思います。
好きや、得意を伸ばしたくて、長男さんはYouTubeを始めました。
始めは母と調べながら、細々やっていましたが、
今では、母の理解を超えた所で、
パソコンをいじくり倒しています。
長女ちゃんは、何か創作することが得意。
YouTubeを見るだけでなく、やってみようと取り組んで、
絵描き歌の歌を書いてみたり、
歌を歌ったり、
踊りの振りをまねして踊って見たり
広がりを感じます。
長男さんと長女ちゃんの「今」を大事にして
子どもたちとの1日1日を大切にしていきたいと思います。
行動し続けよう!
皆さま今日もお疲れ様です!
精神的に5年ほど遅れている長女ちゃん、柔らかいものを持っていくと安心するらしく、
通学する際に一緒に持っていってます。↓↓↓
コメント