WISC(ウィスク)検査とは能力検査で、その結果で、得意不得意に差があると、
日常生活や学習の取り組み方に苦手が出てきたりします。
基本的には子供の能力テストなので、自閉症、ADHDの疑いがあるか無いかに関わらず、
受診することが可能ですし、我が子の得意不得意がわかる、アレルギー検査のようなものです。
長女ちゃんの気になるところ
- 不注意な部分がある。
- 感覚遊びに没頭する(スライム、砂遊び)
- 集中すると名前を呼んでも気が付かない
- 興味が散漫で、やろうとしている事があっても、すぐ忘れて違う事を始めてしまう。
- 頑固さがある
- 強い不安がある。
- 偏食がある。
- 食べムラがある。
- やりたい事が終わらないと次の行動に移れない。
- やりたい事が出来ないと大小ありますが、癇癪を起こす。
5歳なら、多少ある事かもしれませんが、長男さんが自閉症だった事もあり、
日常生活で長女ちゃんの操縦が難しいと感じる事もあるので、
長女ちゃんの取り扱い説明書が分かれば、
母と長女ちゃんどちらも楽になる部分があるかな、と思い受診してみました。
長男さんの時は、学校でやってもらい無料でしたが、
長女ちゃんの場合は病院でやったので、検査料4400円かかりました。
WISCとは
以下長男さんのWISC結果のプリント参照
WISC-IVとは、代表的な知能検査です。全体的な認知能力を表す全検査IQと4つの指標得点を算出します。指標得点は100をその年齢群における平均値として、個人の知能指数が平均からどのくらい離れているかを示します。指標得点は以下の7つに分けられます。
7つの指標得点(点数別)
①69以下:非常に低い
②70~79:低い
③80~89:平均の下
④90~109:平均
⑤110~119:平均の上
⑥120~129:高い
⑦130以上:非常に高い
4つの指標得点(分類)
①言語理解:言語表現、推理する力、語彙力、知識
②知覚推理:視覚的情報の処理、統合、推理力
③ワーキングメモリー:聴覚記憶を保存し、操作、表出する力
④処理速度:単純作業をスピーディにこなしていく力
①の言語理解:関連しやすいつまずき(学習面)
指示の理解が難しい
ある言葉を間違った意味で使うことがある
音読できても内容を理解できていないことがある。
作文の内容が乏しい
文章問題を解くのが難しい
①の言語理解:関連しやすいつまずき(生活面)
指示が理解できず集団行動から外れやすい
事の流れや感情を説明できず誤解されやすい
②知覚推理:関連しやすいつまずき(学習面)
表やグラフにまとめることが難しい
図形の見取り図や展開図を書くことが難しい
形の弁別や量の比較が難しい
②知覚推理:関連しやすいつまずき(生活面)
持ち物の整理や分類が苦手
場面や状況、相手の表情を理解できずにその場にあった行動が出来ない
社会的なルールを理解しずらい
③ワーキングメモリー:関連しやすいつまづき(学習面)
聞き間違え・聞き洩らし
聞いたことをすぐに見忘れる
九九の暗記が出来ない
注意がそれやすい
複雑な計算問題が苦手
③ワーキングメモリー:関連しやすいつまづき(生活面)
忘れ物が多い
相手の話を最後まで集中して聞いてられない
約束を覚えていられずトラブルが生じやすい
④処理速度:関連しやすいつまずき(学習面)
板書の書き取りに時間がかかる
音読が遅い
計算が遅い
鉛筆などの用具の使い方がぎこちない
④処理速度:関連しやすいつまずき(生活面)
必要な物がすぐに見つけられず、準備に時間がかかる
活動のペースがゆっくりで同学年集団の遊びについていけない
WISC検査は1時間から1時間半くらいかけて沢山の検査項目を本人が出来ない所までやり、
褒めてあげたり、正解かどうかも言ってはいけないので精神的にきつそうでしたが、
なんとか最後までやってくれました。本当に偉かった!
次回は母からの聞き取りと、遊びながら能力を見る検査があります。
検査結果が出るのはその後です。
今回大変だったので次回嫌がる可能性は高いですが、なんとか連れて行こうと思います。
来年小学校1年生になる長女ちゃんが、困って嫌なことが増える前に、今から出来ることをしたい。
長男さんの時もそうでしたが、WISCのテストを受けたからといって、
結果が全てではなく、これをヒントに対応を考える程度ですが、
参考に出来る部分もあるので、結果が出るのが楽しみです。
長女ちゃんの困ったを減らしてあげられるヒントになれば良いな、と思います。
今日も皆さまお疲れ様です!
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