1人で出来るようになることが多くなるという事は、
子供の成長にとって良い事だと思っていました。
しかし、子供が取り組もうとしている時間を母は待てずに、
まだゲームしてるとか、いつやるんだと、否定的に
母の都合で怒っていることが多かったように思います。
でも長男さんが学校に行けなくなってしまった時に、
母が、長男さんにあれもこれもダメと言っていたことや、
行きたくないのに無理やり連れて行ったことなどが影響しているのではないかなど、、、
凄く凄く考えたり悩んだりして、、、母の対応を変える事にしました。
体験を増やす、やりたいことをさせる
自閉症と分かるまで、そんなハンデを抱えているなどとはつゆ知らず、
何度も同じことを言わないと理解ができなかったりと、
話を聞いてくれていないとばかり思い、
何度も叱ってしまっていました。
そんな、長男さんは自己肯定感が非常に低く、
「どうせ出来ないから、やらない」というスタンスでした。
新しい事に取り組む事には強い不安を感じるらしく、
やったことが無いことは見向きもしませんでした。
長男さんの興味の幅を広げる為、何か挑戦出来た時に褒めて、
自己肯定感を高める為に、長男さんがやってみたい!と言えば、全部やってみよう!と、
色々チャレンジしました。
- 野球の体験、
- サッカーの体験、
- プールを習う、
- 母とプールで泳ぐ、
- 体操を習う、
- 釣り、
- カラオケ、
- トランポリン、
- 祖父母のところへお泊り、
- 友達の家にお泊り、
- バランスボール買う、
- パンチングマシーン買う、
- これが食べたい!というご飯の希望を叶える、
今日の夕飯はチャーハンが良いな!とポツリと呟いていたら、
聞き洩らさず長男さんの分だけ特別に作りました。
長男さんは特別なんだよ、と体現して伝えるために。
すぐに対応出来ないものは、出来るように考えてみる!と伝え方も前向きにしました。
もともと、母の発言はネガティブ発言が多く、何かやりたいと言われても、
出来ない理由を先に言ってしまっていました。
これがやりたいんだね!と一回受け入れてあげると、
それだけで満足している事がありました。
自分の発言が受け止められたり、希望を小さいものでも大きいものでも叶えてあげていたら、
あれをやってみたいな、これをやってみたいな、と沢山言ってきてくれるようになりました。
今までは、自分が何をしたいのか分からない。と、何を聞いても「分からない」言うばかりでしたが、
希望を伝えると母が叶えてくれようとするのが伝わったのか、
ちょっとずつ自分の気持ちも話してくれるようになりました。
一人で出来るようにさせる必要は無い
自信がついたり、出来る事が増えたりすることで、
学校へ行きたくない気持ちより、「友達と遊びたい」「絵を書きたい」
という勉強以外の学校で得たものを大事にしたい気持ちの方が大きくなって、
前向きに変わっていきました。
自分で全部1人でやりなさいと、押し付けてきましたが、
一人でやる事は「自信」が付けばほとんどのことは自然と出来る。
子供が不安なのであれば、付き合える所まで付き合ってあげて良いと思いました。
学校に行きたくない日
朝の準備は母が代わりにやりました。
- 朝起きて
- 着替えを手伝う
- 朝ごはんを好きなものを用意する(長男さんはクリームパンが好き)
- 給食袋の準備
- 靴下履かせる
- ランドセル背負う(母が)
長男さんにやらせないことにしたら、
学校に行くことに集中してちょっとずつ行けるようになりました。
立場が反対だったら、学校に行く事が嫌なら、
学校に行くための準備など絶対やりたくはないなと思います。
担任の先生やスクールカウンセラーに相談したりしながら対応は変えていきました。
学校へ行く必要性
「嫌なのに、なんで学校行かなければならないの?」と毎日言われました、
「なんでが、なんで?」母ははっきり答えられませんでした。
皆がしていることだから、母もやっていたことだから、学校は行くのが当たり前だと思っていました。
しかし、学校のシステムに馴染めず、
学校に行くことが辛い長男さんの小学校生活において一番大切なのは、
勉強じゃなくてお友達との関係などの社会勉強(ソーシャルスキル)だと思い至りました。
学校に行きたくない理由に、勉強がしたくないと言っていたので、
勉強はしなくて良いぞ!とはっきり言えるようになりました。
そこに舵を切れると、学校に毎日遅刻して、廊下で寝ている息子を、
学校に入れて偉いねと褒めちぎっています。
テストに絵を描いている息子に、破らなかったじゃん!取り組んだの?!
凄いじゃんー!と以前の私の常識では考えられない発言をしています。
自分の中の当たり前を変えて、学校に行く以外は
全部母が引き受けるつもりで対応し続けたからか、(はたから見れば、ただの過保護と思われる事)
「早く学校行きたいな」という発言もみられます。
わがままを聞いているだけの日々に、これが報われる日がくるか分からない、
と思っていましたが、少しずつでも子供は確実に成長します。
皆さま、今日も本当にお疲れ様です!
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